2012年03月17日

ヴァイスシュヴァルツプレイング研究B

前回はダメージレースについて少し書きました。
今回は圧縮についてちょっと掘り下げてみようと思います。

ダメージレースで勝つ為に重要になるのが「圧縮」です。
圧縮とは、リフレッシュ後の山札の枚数を減らし、山札に戻すCXの数を多くすることです。
具体的には、手札を増やす、場を満たす、ストックを溜める、クロックを溜めることです。
これにより控室のCX以外のカードをできるだけ減らすわけです。
圧縮率という言葉がありますが、これは「山札内のCX枚数/山札数」を数値化したものです。
CXが7枚戻ってリフし、山札が35枚であれば7/35で、1/5でCXということになります。

この「圧縮率」はキャンセル率に直結しますから、できる限り高めたいです。
回復には2コスト必要ですが、キャンセルには何も必要ないということを考えると、CXを1枚多く戻すのがどれだけ効果があるかわかりますね。

圧縮のポイント

ストックに噛んだCXはできるだけ控室に戻す
圧縮を意識してプレイする上で、最も大事なのはストックに噛んでしまったCXを控室に落とすことです。
何も考えずにプレイしていると、ストックに行ってしまったCXが戻らないままリフレッシュすることになってしまいます。
こうなると圧縮率はかなり残念な事になります。
基本として、「ストックに噛んだCXは全て控室に落とす」ことを意識しましょう。


ストックはできるだけ温存しながら場アドは取る
これが簡単にできれば苦労しないのですが・・・。
圧縮するためには、控室のCX以外のカードの枚数を出来るだけ減らす必要があります。
圧縮する上で、最も操作しやすいのがストック枚数です。
(手札枚数、場の枚数は上限があり、クロックの枚数は随時変動する)
ストックをできるだけ使わずにプレイすることで、圧縮率は上がっていきます。
しかし、ストックを使わなければ強力なキャラがプレイできないため、場アドを相手に取られてしまいます。
勝つためには場アドは取らなければなりません。相手のキャラを割らなければ、相手に圧縮を許してしまうからですね。
かといって、場アドを取るために重いキャラばかり採用するとストックが溜まらず、圧縮ができない。
こんなジレンマが起こってしまいます。
コストパフォーマンスが大事です。最低限の消費で相手のキャラを割れるように組むのが圧縮のコツ。
アンコール持ちのキャラなどは圧縮と相性が良いですね。
たまに見かけますが、リフレッシュ前にコストをばかばか使うプレイングはやめた方がいいです。リフ後まで待ちましょう。
ただ、圧縮ばかり考えて相手のキャラを割れないよりは、圧縮を多少崩しても相手のキャラを割った方がいいというのが私の持論です。
その辺のバランスは経験を積んで覚えていけばいいと思います。


手札にCXを抱え過ぎない
手札にCXを抱え過ぎると処理不能のままリフレッシュを迎えてしまうからです。
圧縮を考える上では、「手札にCXがない」状態がベストです。
私は、「手札に2枚以上CXがある状態」を極端に嫌ってプレイしています。
ドロー、クロックドローで3枚引くと、1枚、場合によっては2〜3枚引いてしまうことがあるからですね。
CXの一番いい処理方法は、+2000/+1や使う予定のあるCX以外は、レベル1までは引いたらすぐクロックに落としてしまうことです。
手札交換にもコストがかかってしまうので、クロックに置いてしまうのが一番効率が良いです。
逆に、レベル2になったら余程のことがない限りクロックには置きません。
大抵はレベル2でリフするため、クロックに置くと山札に戻らないからです。


シナジーはCX事故につながりやすい
シナジーを意識すると、どうしても手札にCXを抱えなければならなくなります。
その分、固まってきてしまった場合に対処が難しくなります。
レベル2、3のCXシナジーを採用する場合、8戻りリフが難しくなりやすいことは覚えておいた方がいいでしょう。
参考までに、私はレベル3で撃つシナジーがある場合も躊躇なく8戻りを目指すプレイングをしています。
(例えばサムデイだろうが天破だろうが残り二週間だろうが手札に抱えてリフはしないようにしています。正しいかどうかはわかりませんが)
シナジーは強力ですが、その分プレイングに制約が出来て事故率が上がるリスクがあります。


手札交換できるカードを採用する
引いてしまったCXはクロックに落とし、時には撃っていったとしても、CXが手札に来すぎる事というのはままあります。
そんな時のために、手札交換できるカードを採用しておくと便利です。

キャラカードであれば、
@「自」1コスト手札1枚を捨て、1枚サーチor回収
A「起」1枚引いて1枚捨てる
こんな効果を持ったカードですね。
カードを選べる分、@の効果の方が優秀です。
そういうカードがタイトルにない事も多いので、そんな場合はAもアリですね。

イベントであれば、
2枚回収1枚捨てる、2ドロー1ディスみたいな効果でしょうか。
やはり回収効果の方が強力です。

私は手札を捨てる手段を絶対に1種以上デッキに入れるようにしています。
ないタイトルは・・・頑張りましょう。


「チェンジ」はCXを戻しやすくする手段
チェンジにはCXフェイズ、アンコールフェイズ、ドローフェイズの3種類があります。
このうち、CXフェイズチェンジ、アンコールフェイズチェンジはCXを処理する手段として有能です。
(ここではレベル2⇒3のチェンジを対象とします)
レベル2のタイミングというのはリフ間近であることが多いです。
「クロックドローでCXを引き込んだけど、山札枚数が少なく張っても山札に戻せない」
「1枚CXを抱えていて、山札にはまだCXがある。クロックドローでさらに引いてしまう可能性が・・・」
こんな状況はよくあると思います。
チェンジがあるとこういった状況を上手く切り抜けることが可能です。

チェンジコストで「手札を捨てることができる」
これにより余ったCXを捨てながらリフレッシュを狙えます。

チェンジ後の効果で「回復が可能である」
回復効果のあるチェンジが可能な場合、「クロックにCXを置き2ドローし、チェンジで回復してCXを控室に落とす」事が可能です。

この2つは、CXを処理する手段として非常に有用であることを知っておいた方がいいです。
チェンジは、ボードアドを取ることは勿論ですが、余ったCX処理をすることも大きな役割になります。
そういった意味で、手札を切れないチェンジは非常に使い辛いですね。

例として、最優秀のチェンジは「パジャマの美琴⇒一つ屋根の下 美琴&黒子」でしょう。
このカードだと、クロックに置いて1枚、チェンジで手札を捨てて1枚、アタック時の自動効果で捨てて1枚処理できます。
何より素晴らしいのは、「アタック時に1コスト」なので、リフ直前に他のキャラでCXを噛ませ、効果で即吐いてリフレッシュできる点です。
オマケで1点バーンまで付いてくる意味不明さ。
実際使っていても、早出しの制圧力より、デッキ圧縮に貢献していたように思います。


圧縮を数字で見てみる
CXはしっかり山札に戻した方がいいよ!と何度も書いていますが、実際どれくらい効果があるのでしょうか。
少し計算してみましょう。(例によって適当計算ですから、しっかりやれば若干結果が変わるかも)

@CXの影響

ケースA 圧縮失敗(山札40枚)
ケースB 圧縮成功(山札30枚)
ケースC 超圧縮(山札20枚)

                      キャンセル率
                     A   B   C  
山札にCXが1枚増えると    +2.5%  +3.3  +5%


この数字をどう見るかは人それぞれですが、ケースA(山札40枚)でもCX1枚で2.5%増えるというのは相当大きいと思います。
リフ後、終了するまでに受ける打点は大抵20点を超えるでしょうから、20×2.5%で50%。
CXが1枚戻るか戻らないかで、0.5キャンセル分違うという事になります。
ケースCに至っては、キャンセル1回分違うという事になります。
その1回が勝負を分けるのは、良くわかると思います。


ACX以外のカードの影響

山札に戻るCX以外の数が増えた場合を考えてみましょう。

ケースA 山札30〜40枚中CX8枚
ケースB 山札20〜30枚中CX8枚 


                キャンセル率
                A    B    
カードが1枚増えると  -0.7%  -1.2% (平均値)


CX以外のカードが1枚増えるごとにキャンセル率はこれだけ下がります。
Bのケースでクロックに6枚あったものが、レベルが上がって7枚控室に落ちると、1.2×7枚で8.4%キャンセル率が下がります。
(超単純計算。実際はちょっと違います)
これを知ってると、クロック6枚、山札2枚でアタックされる時に「・・・乗れッ!・・・トリガー乗れッ!!」と祈る気持ちが強くなります(笑)
圧縮率が増せばますほど、カード1枚の比率は大きくなります。

@とAを合わせて考え、平均化すると、大体以下の感じになるはずです。
(かなり単純化して計算したのでちょっと怪しいですが。数学が得意な方は詳細に計算して間違いを指摘していただけると大変ありがたいです)

CX1枚を戻すために、他のカードを4枚まで戻してもキャンセル率はプラスになる 
CX1枚=4%キャンセル率アップ それ以外のカード1枚=1%キャンセル率ダウン


こんな感じに単純化すると覚えるのが楽でいいですね。

これを知っていると、こんな時に判断がすぐできます。
(あくまで圧縮率のみを考えた判断ですが)

3パンの1パン目に噛んだ場合、3コストアンコールでCXを戻すのは?
⇒キャンセル率を2%程度プラスにしているので、正解

クロックに6枚あって内CXは1枚。クロックしてレベルアップしてリフすべきか?
⇒キャンセル率を3%程度マイナスにしているので、不正解

圧縮というのは、ヴァイスで勝つためにかなり重要な要素です。
キャンセルには運が絡みますが、安定した圧縮ができるかどうかはプレイングと構築次第です。
今日から貴方も圧縮厨!


一旦これでプレイング研究は終了です。
プレイングについては自分の中で体系化されていないと書いたとおり、脈絡なく書いてしまいました。
わかり辛い点も多々あったと思いますが、最後までお付き合いいただいたことに感謝。

また小ネタなど思い付いたら書いてみたいと思います。
posted by お値段以上 at 22:44| Comment(5) | プレイング研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です。
圧縮についてありがとうございます。

CXを8枚安定してかえすためには
前半にある程度キャンセルしてくれないと厳しいですよね?
私的にはlv1リフの場合は8/32
lv2リフ以降は8/26位がいいように感じます。
8/24以下だとアタックで噛む気がするんですよね…
Posted by U-3 at 2012年03月17日 23:20
こんにちは
今回の記事は個人的にとても気になっていたのでいつも以上に真剣になって読んでいました

最近はまどマギの1−6リフで悩んでいたので参考にしたいと思います
Posted by 自称高校生 at 2012年03月18日 00:04
お疲れ様です
自分はハルヒを使ってるときはサムデイはデッキに戻して夏祭りシナジーは常にハンドに握ってるようにしていますがやめたほうがいいんですかね?
大抵は7戻りキャンセルが弱いんで1レベでリフすることはまずないのでクロック圧縮もできてない状態ですし
よくて30/7くらいになってます
2レベで回復耐久するデッキなのである程度は耐えれますが…
Posted by ゆう at 2012年03月18日 00:51
起動でCX落とすほう採用していたので今度は自動のほうも使ってみようかと思います。

長門の早出しって制圧できるのはいいんですけど圧縮に少し問題がでてしまうんですよね・・・・ハンドのCXは落としてるんですがそれでももともとの山札の量が多くなってしまうので・・・。

あと6クロックのうちCX1の時レベルアップさせてしまっていた(8落ちにこだわるせいかも←)ので次は参考にさせてもらいます
Posted by ヤングカズ at 2012年03月18日 18:34
>>U-3君
凄まじい速さのコメントありがとうございます(笑)
CX周りに関する事故は何種類かありますが、ボトムに固まる沈殿現象が一番どうしようもなくて困りますね。
そういう意味で、擬似リフで山札を再構成できるまどマギや、椎名でリカバリできるABは素敵です。
序盤にCXが沢山見えるのは個人的にはあまり気になりません。
よく「レベル0で〇枚見えて終わった〜」とか聞きますけど、それは何とかなるのかなと。

8/30を切ると圧縮大成功と言って良いと思いますが、強い相手とやるとなかなかそうはさせてくれません。
特に、8戻りを「安定して」出来るのは現状まどマギくらいしかないので、私はCXが1/4になるくらい、7/28を大体の目安に頑張って圧縮しています。


>>自称高校生君
まどマギで1-6圧縮できれば強いんですが、それを無理に狙うべきではないというのが今の私の結論です。
リスクが高すぎますし、まどマギには優秀な回収イベントと擬似リフがあるので、2レベのリフでもかなりアドが稼げます。
その辺はデッキレシピを上げたときにでも考察したいと思います。


>>ゆう君
私も残り2週間は1枚は握ります。2枚目以降は引いたら捨てるようにしています。
これが正しいのかはわかりません。2枚以上握るプレイングで結果を残している人も居るはずですし、私は宇宙人を全然使い込んでいないので、あまり参考にしないほうが良いです(笑)
ただ、今の環境だと理想の動きはなかなかさせてもらえないはずです。
手札に余裕がない宇宙人は相当苦しい動きをせざるを得ず、コストが貯まらずに圧縮し辛いです。
そして、CXを抱えながらのプレイングは7戻りどころか、6戻り、5戻りを誘発します。
宇宙人で手札を捨てられるのはしおりとギタリスト効果くらいですが、前者は手札1枚のロス、後者は不確定と言う意味で厳しいです。
宇宙人は圧縮に対してかなりのリスクを伴うデッキだということをしっかり意識してプレイできるといいと思います。


>>ヤングカズさん
起動の良いところは、何度でも使えるので後列にずっと置いておける点ですよね。

宇宙人は制圧力は素晴らしいですが、圧縮しづらいデッキというのは全く同感です。

ダメージ6のリフには、リフ後即レベルが上がり、控え室に6枚のカードが落ちる(回収するカードが出来る)ということもあるので、色々試してみるといいかもですね。
Posted by お値段以上 at 2012年03月19日 00:20
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